車検費用が業者によって違うワケ
一般的に乗用車は、新車購入時には3年に1回、その後は2年に1回車検を受ける義務があります。
しかしその費用は、お任せする業者によって大きく違います。
車検を受ける費用は、本来同じなはず…。
一体何が違うのか?また車検の結果にどのような差を生み出すのでしょうか?
依頼する業者として、ディーラーと修理工場、そして最近多くなってきているユーザー車検について、必要となる費用の差を比較していきましょう!
そもそも車検と整備の違いってナニ?
私たちが業者に依頼する場合の車検とは通常、点検、整備と国が定めた車検の両方を言います。
しかし、一般的に車検とは、国が定めた基準を車両が満たしているかどうかの検査を受けることを指しています。
つまり、車検に合格するための基準はどこで受けても同じで、車検に合格したといっても、その車両が長持ちすることを保証するものではないんです。
しかし、長い間乗っていれば、どうしても不具合は出てきてしまいますよね。
そのため、車検と同時にやってくる24カ月点検を実施し、車両の状態を良好に保つのです。
点検では車両の状態をチェックし、必要に応じて整備を行います。
整備とは、その名のごとく車両の状態を調整して整えることを指しています。
整備の内容には法的な決まりはありませんが、法律で定められている車検を確実に合格させるため、そして、車両を長持ちさせるには欠かせない作業内容ということですね。
車検費用とは?
私たちは車検費用として、依頼した業者に支払いを行います。
しかし、すべてが検査費用なのかというと、そうではありません。
通常、業者に支払う車検費用は、車検を受ける際に支払う義務がある法定費用と、自動車の整備や点検にかかる業者の取り分に分かれています。
法定費用としては、自動車重量税や自賠責保険の代金、印紙代(検査手数料など)が挙げられます。
これらはどの業者が車検を請け負っても、また、ユーザー車検だった場合でも必ずかかる最低限の費用となっています。
日本では、車検を受けることで税金を徴収するという意味合いもあり、車両によって費用は定められています。
そして、その決まった金額から安くなることもありませんし、高くなることもありません。
それに対し、業者の取り分とは、車検を通すための予備検査代金や車両の整備料金、車検代行料などが含まれます。
こちらの料金は業者によって大きく異なり、相場こそあるものの最終的な計算は業者に任されているため、その総額はまちまちです。
つまり、車検の費用が異なるのは業者の取り分が異なってくるからなのです。
では、この業者の取り分の違いはどのように影響してくるのでしょうか。
ディーラーにお任せした場合
新車を購入した場合、検査の案内はディーラーから送られてくることが多いです。
一般的に、ディーラー車検は費用が高くなる傾向があるとされています。
これは、ディーラーの強みである純正部品による確実な交換と修理が行われているためです。
前述の通り、車検にかかる法定費用は同じです。
しかし、他の業者と違い、交換にかかる油脂類などの費用、作業工賃が多くかかる傾向にあります。
車検の結果は一緒なので、費用が高くて損だと思う人がいるかもしれませんね…。
しかし、逆を言えば修理や整備を徹底的に行ってくれるので、普段からあまり整備をしない人にはありがたいサービスとなっているのです。
専門の知識をもってチェックを行ってくれるので、車検後も安心して車を乗り続けられるのは大きなメリットだといえますね。
修理工場にお任せした場合
民間の修理工場には大きく分けて指定工場と認証工場の二種類があり、行える作業の範囲が異なります。
共に、車両の分解整備を行ったり修理を行ったりすることはできますが、工場内で車検が行えるのは指定工場のみです。
つまり、認証工場が車検を行うためには、陸運局へ車を運び、検査を受けなければなりません。
陸運局にの認証工場にはこのような表示がされているので参考にしてみてくださいね。
費用としては、ディーラー車検より安く仕上げられる傾向にあります。
これは、同じ修理を行うのであっても、リビルトパーツ(中古部品)を使ったり社外品のアイテムを使用したりして、 部品代を安く抑えることができるためです。
また、作業にかかる工賃も安めの傾向があります。
もちろん、純正部品を取り寄せてディーラー同様の修理を行うことも可能ですよ。
そこは相談してみてもいいでしょう。
修理工場の注意点としては、ディーラーと比べると、チェックに使う機器の新旧の差と知識の差が挙げられます。
さまざまなメーカーの自動車をチェックすることができる一方、 最新の車両やハイブリッドカー、電気自動車などの車検は受け付けてもらえないこともあるので事前に確認しておきましょう!
ユーザー車検を実施した場合
ユーザー車検とは、私たちが陸運局へ出向き、業者と同じように車検を通すことを指します。
自分たちで車検を実施しても、法定費用に変動はありません。
最近ではこのユーザー車検を行う方も増えてきました。
車検にかかる費用は法定費用のみで、一番安く済むタイプの車検です。
ただし、自分で検査を行うということは、それなりに車両の状態が良好でなければいけません。
車検には、複数のチェック項目があり、すべてに合格する必要があります。
ひとつでも不合格項目がある場合は自分で整備をして、再び車検を受けなければならないのです。
予備検査で車検の合否は受ける前からある程度分かりますが、整備と検査を繰り返すとなれば、手間がかかる可能性があります…。
車両に不備があればあるほど時間がかかり、結局費用も高く付いてしまう場合があるので注意が必要ですね。
また、車検と同時に法定点検である24カ月点検を受けるための手配が別途必要となります。
ユーザー車検は、車両の状態を良好に保つ整備を日頃から行っている人にオススメです。
まとめ
このように、それぞれの方法にメリットデメリットの両方があります。
車検の費用は決して安いものではありません。
しかし、私たちには本当にその整備が必要かどうかを判断するのは難しいです。
まずは、複数の業者に車検費用の見積を出してもらってから内容を吟味し、依頼先を決定するといいでしょう。
古い車両や不備が多い車両に場合、車検費用が想像以上に高くなる場合があります。
そういった場合は、処分して車を買い替えるというのも手ですよ♪
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