リサイクルパーツとは(中古部品)

スパークプラグの役割って何?

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近年、環境に配慮されたクリーンエネルギーを使った自動車が多くなってきていますが、昔からのガソリン車、ディーゼル車は変わらず沢山走っています。
そんなガソリン車になくてはならいパーツ、それがスパークプラグと呼ばれるパーツです。

ここではスパークプラグの役割から交換頻度、気をつけたいことなどをご紹介していきます。

スパークプラグって?

点火プラグとも呼ばれる通り、エンジンの燃焼室でガソリンに着火、爆発させて動力を得るためのパーツです。
ガソリン車は、このパーツがないと車を走らせることができません。

しかし、ディーゼル車にはほとんどスパークプラグは付いていないのですが、なぜでしょうか。

それはディーゼル(軽油)が着火によって燃焼しづらいという性質があるからです。
代わりに、熱を加えると燃焼しやすい性質を利用した構造になっています。

ただし、一部のエンジンには補助的に燃焼室をあたためるなどの目的で、スパークプラグが装備されているものもあります。

交換をしないでいると、エンジンの調子が悪くなり、本来の性能を発揮できません
さらに、それでも交換しないでいると、エンジン故障の原因に繋がることもあるのです。

スパークプラグの種類(太さや長さ)

スパークプラグには、見た目は一見同じでも、その大きさや能力、使っている金属によってたくさんの分類があります。

スパークしている部分(電極)は、当然ながら燃焼室に顔を出しているのですが、その部分の長さ、そして、ねじ込むための太さが異なるのです。
太さは固定する関係もあるし、何となく合うか合わないかがあるのかな?と理解できます。
しかし、問題はスパークしている部分の長さです。

一見問題なさそうな項目ですが、燃焼室には、吸気や排気を調整するためのピストンが入っています。
メーカーから指定された型番以外を使うと調子が悪くなるだけでなく、スパークの際に使われる火花が原因で、ピストンに穴を開けてしまう原因にもなるのです。

自分でスパークプラグを用意したい人は注意が必要ですが、お店には適合車種、あるいは車種に適合する型番が書かれている冊子が用意されています。
よくチェックして、間違えのないように購入するようにしましょう。

先端に使用されている金属の違い

スパークプラグは着火させるために、一瞬で2〜3万ボルトほどの電圧を発生させます。
燃焼室内ではスパークにさらされるため、一定の期間で交換が必要になるのは仕方のないことです。

その頻度は1〜2万キロ走行後くらいでといわれていますが、中には耐久性の高いタイプも存在します。
通常はレジスタープラグといって、電極にはニッケル合金を使用したものが多いです。

もちろん、これでも問題ありませんが、一般的な走行距離での交換を余儀なくされてしまいます。
そこで登場したのが、「白金」を使ったもの、そして「イリジウム」を利用したものです。

白金プラグ

その名のごとく、燃焼室でスパークさせるための電極が白金合金になっているタイプです。
耐久性が高くなっているほか、電極を細くすることができるので、スパーク性能を高められるとされています。

性能が高ければ、それだけ燃焼の効率も良くなり、エンジンの始動性や動作も良くなるのです。
ただし、その分、一本あたりの価格は高くなる傾向にあります。

イリジウムプラグ

燃焼室でスパークさせるための電極がイリジウムになっているタイプのプラグです。
耐久性に優れている他、白金よりも電極を細く製造することができるため、スパーク性能も高くなります。

さらに効率よく燃焼できるので、燃費もよくなるでしょう。
白金同様、通常のプラグより価格は高くなるでしょう。

これらのプラグは一本あたりの値段が高価な分、しっかりとしたスパークをしてエンジンの始動性、燃費改善の効果があります。
イリジウムの方が長持ちするとは言われていますが、決して無交換と言うわけではありませんので注意しましょう。

軽自動車は交換頻度が高い?

通常は、どの車も平等に走行距離が多くなればなるほど交換やメンテナンスが必要なのですが、スパークプラグは例外に当たるパーツのひとつです。
もちろん、多く走れば交換が必要です。

しかし、軽自動車のスパークプラグは、普通車よりも交換頻度を高めにしなければなりません。
これは、軽自動車のエンジンの性質によるものです。

エンジンは、アイドリング時でも常に動いています。
その間、必要に応じてスパークし続けるのですが、軽自動車の方がスパークする回数も多くなる傾向にあるのです。

その理由は、エンジンの回転数にあります。軽自動車は普通車と比べ、エンジンの回転数が高く、それだけ多くスパークし続けているため、早く寿命がきてしまうのです。
走行方法や使い方にもよりますが、通常使用の普通車と比べると半分程度(5000〜1万キロ程度)の走行距離での交換がいいでしょう。

自動車は交換、メンテナンスが必要なパーツがたくさんあります。
これらを適切な時期で交換することで、快適なカーライフを送ることが可能です。

車を乗り続けることは、そこに車があればできますが、愛車にできるだけ長く乗り続けるためには車に対する愛情が必要になります。

スパークプラグ交換も大切なメンテナンスのひとつです。気になる方は、ディーラーやお世話になっている修理工場等に相談してみることをお勧めします!

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