ボンゴ
ボンゴってどんな車?
ボンゴは、マツダが販売しているキャブオーバースタイルのワンボックス商用車、派生車種の乗用車、トラックの事です。
商用車用途をメインとしたキャブオーバースタイルのワンボックス車である。以前は乗用登録のワゴンも販売されていたが、現在はバン、トラックのみの販売となっています。
ボンゴは
- (1966年-1975年)
- BA2系(1977年-1983年)
- (1983年-1999年)
- SK82/SKF2/SKP2/SLP2型(1999年-2020年)
- S4#3型(2020年 -)
このような歴史になっています。
ちなみにボンゴをベースとして作られたボンゴブローニイは
- SR型/ SD型(1983年-1999年)
- SK型(バン1999年-2010年、トラック1999年-2000年)
- H20#M型(2019年- )
このような型式になっています。
車名の由来知っていますか?
ボンゴの車名はアフリカに住む反芻獣のボンゴから名前がとられているんです。
その堂々とした体躯に準えての命名なんですよ♪
ブローニイは、英語で「筋骨たくましい」、「強靭な」という意味で、ボンゴの上位(重積載)車種を表現したサブネームとなっています。
初代ボンゴ
初代は小型ワンボックスバンとして当時のベストセラーであり、ワンボックスカーの代名詞としてその名を広く浸透させました。
かつて、自動車のスタイルの呼称である、ワンボックスカーという名称が一般に定着する以前は「ボンゴ型車」や「ボンゴ車」と呼ばれ、「○×(社名)が出したボンゴの名前は?」と言われたほどなんですよ!
中国地方の中高年層は、ワンボックスカー全般を指して「ボンゴ」ということもあり、しかもこの事象は日本だけではなく、起亜で現地生産されていた影響で韓国にもあるとされています。
2代目ボンゴ
約2年間の空白期間を置き、トラックがフルモデルチェンジしました。
この間にマツダはコスモAPのヒットで息を吹き返しており、ボンゴの新規開発も再開されることとなりました。
3代目ボンゴ
1983年にフルモデルチェンジをしました。
マツダとフォードの新販売チャネルオートラマ向けに乗用タイプの「スペクトロン」と商用タイプの「J80」をOEM供給開始しました。
従来型に設定されていたロングボディは先行発売されたボンゴブローニイ(後述)に統合され、一部のグレードに後輪小径ダブルタイヤ仕様(ワイドロー)が設定された他は前後同サイズとなったんですよ。
4代目ボンゴ
16年ぶりのフルモデルチェンジをしたボンゴのプラットフォームは、3代目ボンゴのSS及びSEプラットフォームをベースに開発したSKプラットフォームを採用しました。
実情としては、車体の前半分のみを衝突安全対応型に新設計したものと言え、この奇策とも言える「前半分だけのモデルチェンジ」には、マツダの経営悪化が影響しています…。
当時のマツダは経営事情が厳しく、開発コスト削減を余儀なくされていました。
そこで4代目ボンゴは、3代目の設計の多くを踏襲し、部分的な設計変更でコストを抑えて開発されました。
旧型をベースとしつつも、外観や運転席は極力現代風のしつらえに改められており、インパネも新造形となっています。
5代目ボンゴ
約21年ぶりとなるバンおよびトラックのフルモデルチェンジとなりました。
マツダの商用車の自社開発から完全撤退に伴い、5代目はダイハツ工業からOEM供給を受けるモデルで、グランマックスがベースとなっているんですよ。
4代目トヨタ・タウンエースとの3兄弟車となっています。
マツダの日本国内向け車種でダイハツ工業からOEM供給を受けるのは初めてなんですよ!
ボンゴブローニイって?
ボンゴブローニイは、ボンゴをベースとしてホイールベースを延長した上位車種になります。
クラスとしては、ボンゴのミドルクラスワンボックスに対し、ハイエース/レジアスエース、キャラバン/ホーミー、ファーゴ等の最上位級ワンボックスに所属します。
初代と2代目は自社開発であったが、3代目は5代目ハイエースバン/2代目レジアスエースバンのOEMとなる。
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